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経済・企業小説よむ読む(改)

経済小説、企業小説、警察小説、ミステリーと 最近は様々なジャンルを読んでいます。 文房具のことや独り言なんかも書いてます。

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去就: 隠蔽捜査6

去就: 隠蔽捜査6 今野 敏

電子版が出るのが待ちきれず書店で購入しました。
今回も、変人警察官僚、大森署署長の竜崎が大活躍、
それを妨害する階級は竜崎より下なのに上司の嫉妬と
嫌がらせに真正面から挑む痛快な物語です。
今回は管内で発生したストーカー絡みの殺人事件から
物語はスタートします。
幼なじみの警視庁刑事部長の伊丹が当然のように現場
に乗り込んできます。
更に方面本部長まで登場し大森署はいつにも増して
大騒ぎとなります。
そんな中でも、最も合理的な考えで真正面から解決の
指揮を執る竜崎は、隠蔽捜査6にして署内のみならず、
警視庁管内の刑事、警備の特殊部隊など様々な方面に
ファンが増加中です。
竜崎は、人間的には少し問題ありですが、やはり彼の
ような指揮官がいると組織は活性化するのでしょうね。
今作もとても面白かったです。



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社会保障クライシス

社会保障クライシス

崩壊すると言われ続けている日本の社会保障制度に、
とうとう本当の改革を行う、魑魅魍魎の世界へメスを
入れる物語です。
会社員時代に部下だった、現総理大臣からの依頼を受
けた主人公、美馬祐一郎の改革へ挑む姿を描いていま
す。
これまで絶対ムリだと言われた企業をも再生に導いた
美馬の手腕が政治と官僚の世界でどこまで通じるのか
命を賭して取り組む姿、現在の制度を解説するため膨
大な量の解説が頻繁にありますが、それだけ複雑な制
度であり、いかに困難かを物語っています。
衝撃の展開とラストにちょっと感動してしまいました。


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ラストフロンティア

ラストフロンティア 楡 周平

お台場にカジノができる、役人は規制だらけにして
自分たちの公営ギャンブル利権を死守しようと嫌がら
せ三昧、本当に日本のカジノは成功するのか。
その過程を描いた物語です。
日本で賭博といえば、「飲む・打つ・買う」この三点
セットを実現できるのか、ものスゴい企画が持ち上が
ります、日本オリジナル、世界中のどこにもないもの、
映画でしかしらない、あの世界を現代のカジノに導入、
相手は日本人だけではなく、やはり主な太客は外国人
です、彼らを満足させる秘策、官僚と戦う姿がとても
面白かったです。


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マルセイユ・ルーレット

マルセイユ・ルーレット 本城 雅人

サッカー賭博と八百長の世界を描いた作品です。
現在のサッカー賭博の状況に驚きました。
勝敗だけでなく、プレイや試合の展開まで賭けの対象
になるのですね。
そして、気がつくと不正行為に荷担させられていたり
勧誘の仕方も巧妙で選手誰しもが、その可能性がある
ことを知りました。
主人公の村野隼介もサッカーを愛する少年でしたが、
ある事件をきっかけに、八百長組織へ挑むためユーロ
ポールへ入ります。
ヨーロッパのサッカー事情を詳細な取材の基に描かれ
いるのでしょうか、とてもリアルでとても面白かった
です。


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税金亡命

税金亡命 佐藤 弘幸

国税出身の方が書かれたそうです。
脱税する側と取り締まる側、正義は勝つのか、何が
正義なのかを税という観点から描いた作品です。
主に富裕層向けの税金対策とでもいうのでしょうか、
タックスエグザイル、国外に目を向けた手法に税理士
事務所、指南するメンバーには正義感をもって国税庁
に入庁するも様々なしがらみで不正の告発をもみ消さ
れたり正論では片付けられない事態を目の当たりにし
て退職した国税OBがその知見を尽くして編み出され
る手法は、現職の国税職員でも摘発は困難なのか。
完全、完璧。絶対という言葉は、法の世界では通用し
ない、そこには穴が必ずあるということを痛感する物
語です。
様々な日本だけでなく海外の税制を調べあげ隙を突く、
ラストはかなりモヤモヤしますが、これが現実なんで
しょうね。
これも、日本の小説らしい感じのする作品でした。



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プロフィール

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性別:
男性
自己紹介:
ただの本好きです。文房具も大好きです。
文房具カフェオフィシャル会員です。
Twitterもやってます。

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