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経済・企業小説よむ読む(改)

経済小説、企業小説、警察小説、ミステリーと 最近は様々なジャンルを読んでいます。 文房具のことや独り言なんかも書いてます。

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きゃくほんかのセリフ!

きゃくほんかのセリフ!

最初から無茶苦茶なストーリーのアニメで
吹き出しました
相手の要求を言われるがままに詰め込んで
支離滅裂な「クソ脚本」で作られアニメ、
限界を超えた内容で逆に話題を集めます。
それが脚本家、竹田雲太が書いた「クソ脚本」
じゃあなぜ、そんな作品ができるのか、
事情が分かるからこそ産まれてしまう「クソ脚本」
よくある雑誌の特集「相手の意見にまずは同意し、
こういう意見もある」と反論をするみたいな、
実はあまり役に立たない記事より、
どれだけ意見や注文を受入れ、
かつ相手を納得させるか、
この本の方が役立度は上です。
「会社あるある」が実は脚本家の世界でも
家常だったのです。
脚本家って何?が分かる一冊、
普段読み慣れた小説が脚本家の「技」で
どう生まれ変わるのか、そしてどう変わらないのか、
「脚本」の「技」次第です。
著者が脚本家なので普段読み慣れた小説と異なり、
ずっと面白い、引き込まれ方が半端ないです。
こういう構成で飽きさせない文章が書けることに
尊敬します。
この物語は、「さるかに合戦」それは因果応報、
作品まるごと「さるかに合戦」そのものです。
ラストにほっこり、笑顔になれます。
誰もが笑顔になる、自己啓発にもなる、
もしかしたら脚本家になりたくなる、
今年一番の面白さでした。まだ3月ですけどね・・・
それにしても最近のAmazonレビューは・・・



 

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水族館ガール4

水族館ガール4 木宮 条太郎

嶋由香と梶良平の恋物語、いや、水族館の物語、
今回も感動の連続です。
そして悲しいことも。読んでいると感情がとても
忙しいです。
今回の主役は、なんと言ってもペンギンです。
日本のペンギンは、全てスタッドブックで管理さ
れていることに驚きました。そして、ペンギンを
飼育している水族館が抱える問題も。
生命の誕生というのは、そもそも危険が伴うもの、
当たり前なのに医学の進歩で忘れてしまう、今回
はその大事なことをペンギンから学びました。
吉崎の姉さんが腰を痛め、急遽登板、スーパー
サブの由香、今回はペンギン達を全力で世話します。
毎回、様々な修行を重ね少しずつ成長する姿が嬉
しいです。ひょろという後輩も出来、由香には
成長しかない感じです。
後半には、思いも寄らない企画が持ち上がり、
ひたすら苦労して、結果も思いも寄らないものに
なります。
これまで出会ってきた人達の人生も変えてしまう
ことに。
嶋由香と梶良平もおまけとしては大きすぎる出来
事が起こります。
面白くてあっという間に読み終えてしまいました、
とても面白かったです。





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夜姫

夜姫 新堂 冬樹

久しぶりのキャバクラ界を描いた小説です。
相変わらずの世界ですが、メールの営業がLINEに変
わったくらいでしょうか。
主人公の乃愛、復讐のためにアパレル会社を辞め、
歌舞伎町のキャバクラで夜姫、花蘭に戦いを挑みま
す。
夜の世界を全く知らない乃愛、ただただ復讐のため
に無知なまま飛び込んだ夜の世界、無知が故に染ま
りやすい、良心、思いやり、全ての感情が嘘となり
目的のために自身の変化にも全く恐れず突き進む
乃愛の執念恐るべしです。
昔も今も変わらぬ夜の世界、太客の多寡で勝負が決
まる、怨念だけでキャバクラ界のナンバー1になれ
るのか。得るもの、復讐の達成、ドロドロの末に
意外な結末がよかったです。
乃愛の執念の1年間が描かれています。


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解決人

解決人 両角 長彦

していく短編連作です。
どれも冷静に観察し思考することで的確な妙案を出
し助言する、スゴイ人です。
7つのトラブル、時には海外から、時には女優見習
い、教師に道場破りと六原自身も話しの中心になる
こともあります。
読み進むと段々ディープな内容になっていき解決方
法も斬新なものになって読み手を驚かせます。
なかなか面白い作品でした。



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東京娼女

東京娼女 藤原亜姫

決して幸せになれない道へ自ら選び突き進んでいく
主人公の佐和子、とても悲しい物語です。
読んでいてとても疲れます。
不自由なく裕福な家庭で育った佐和子、それは母親
も同じでした。
そんな母娘に訪れた父親の浮気、佐和子に狂気的な
怒りが覚醒し、その怒りを浮気相手、そして父親に
ぶつけます。
残酷で激しいやり方で。そして佐和子も変貌し悲し
い運命に導かれていくのでした。
強烈な印象で読み手を圧倒する内容です。
後半からラストにかけては、その熱が自身に降りか
かり破滅へ向かう様はとても怖かったです。
帯にあるとおり残酷な破滅の物語、想像以上でした。


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プロフィール

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性別:
男性
自己紹介:
ただの本好きです。文房具も大好きです。
文房具カフェオフィシャル会員です。
Twitterもやってます。

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