外資系の流儀 佐藤 智恵
新書を何冊か購入したので、小説はちょっとお休み
です。
外資系の流儀、元NHKディレクターの著者が実際に
体験した事、自ら取材した事を綴った作品です。
世間で思われているイメージは、かっこよく颯爽と
街を歩き高級なスーツで外国人の同僚と楽しく語ら
い居酒屋ではなくBarなんかで洋酒を飲み家は高層
マンションみたいなイメージがありますが、その実
態が書かれています。
今、東大生の憧れの職業なんですね、私の知ってい
る東大卒の若者は自分は選ばれし者的な事をよく言
ってます、それも複数、彼らに外資は勤まるのだろ
うか。
初日から出張があったり、始業からフル稼働し上司
のために一生懸命働く、成果や実績だけがモノサシ
かと思ったら、上司や会社への忠誠心が決め手にな
るというドロドロ具合に驚きました。
外資系企業に合う人は、本当に楽しく過ごせるでし
ょうね。
日本の文化とは全く違うようで、意外に裏側では共
通点もあると、この本を読んで確信しました。
ライフスタイルや職場環境、服装、仕事の仕方まで
詳細に様々な業種の外資系企業で働く人の声が書か
れていて面白かったです。
個人的には、著者の佐藤知恵さんが起業されると書
かれていたので、さて、その会社は日本的若しくは
ガイシ的になるのか、とても興味があります。
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