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経済・企業小説よむ読む(改)

経済小説、企業小説、警察小説、ミステリーと 最近は様々なジャンルを読んでいます。 文房具のことや独り言なんかも書いてます。

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ライジング・ロード

ライジング・ロード 高嶋 哲夫

ソーラーカーのレースで優勝を狙う物語です。
電機メーカーの研究員を退職した主人公の
野口陽子は小さい娘を両親に預け、単身、
東北の大学でソーラーカーを作製し、レースで
優勝するという仕事をすることになります。
予選敗退すれば即クビというシングルマザーには
酷な条件で学生達と共に目的に向かって走り
続ける青春物語のような面白さがあります。
しかし、後半はあの東日本大震災によって物語は
大きく転換します。
夢に向かって走ることから、その日を生きることに
変化する中で起こった出来事、助け合う力はやがて
大きな力となって物語を前に進めます。
感動と希望の物語です。

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偽金 フェイクマネー

偽金 フェイクマネー 相場 英雄

文庫版になり大幅に加筆等々された様なので
再度購入し読んでみました。
やはりポイントという新たな商取引が産む副産物は
闇の部分が多く、それに気づき悪用する者もいます。
現金という概念をポイントにすることでマネロンが
安易になり、それを規制する法律も監視する方法も
確立していない状況に問題提起するとともに、
その現実味のある、既に起こっているであろう問題
を分かりやすく描かれています。
読み直してもとても面白い作品でした。

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女性外交官・ロシア特命担当 SARA

女性外交官・ロシア特命担当 SARA 麻生 幾

ロシアのウラジオストクを舞台にした
諜報戦、情報こそ生命線、外交官の
失踪、その行方を捜す外交官の妻、
詳細な取材によるリアルな描写により
緊張感が読み手にも伝わってきます。
常に濃霧の世界で繰り広げられる物語、
壮大な世界観、しかし、想像した、希望した
結末を迎えられないところが麻生作品なのかも
しれませんが、、、
緊張感の伝わるスゴい作品でした。

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臥龍 横浜みなとみらい署暴対係

臥龍: 横浜みなとみらい署暴対係 今野 敏

みなとみらい署シリーズの最新作です。
今回も、主人公の「ハマの用心棒」と呼ばれること
を嫌う諸橋夏男係長と係長補佐の城島勇一達が大活
躍です。
今回は半グレに関西の組を絡んで横浜は一触即発状
態になっていきます。
緊張が続く中、捜査本部とは異なる結論に至った諸
橋達は、自分達の思う正しい道へ突き進んでいきま
す。
今作もとても面白い作品でした。

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大脱走

大脱走 荒木 源

住宅のリフォーム、それも修繕ばかりを行う
スペシャルライフという会社に就職した昭和64年
生まれの主人公、片桐いずみが奨学金の返済、
生きていくためにブラック企業、しかも詐欺まがいな
リフォーム会社で奮闘する物語です。
痴呆の疑いのあるお婆さんを客としてしまうことから
物語は意外な方向へ向かいます。
ラストは、まさに経済小説と言える、とても面白い
作品でした。

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プロフィール

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gobgob
Webサイト:
性別:
男性
自己紹介:
ただの本好きです。文房具も大好きです。
文房具カフェオフィシャル会員です。
Twitterもやってます。

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