忍者ブログ

経済・企業小説よむ読む(改)

経済小説、企業小説、警察小説、ミステリーと 最近は様々なジャンルを読んでいます。 文房具のことや独り言なんかも書いてます。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ランウェイ (上) (下)

ランウェイ (上) 幸田 真音

ランウェイ (下) 幸田 真音

単行本が出た時は読み逃していたようです。
文庫本となりkoboでも発売されたので読んでみま
した。
商社からブランドショップの販売員と転職、バイ
ヤーを兼任するようになり、引き抜きでセレクト
ショップのバイヤーへ。
しかし親会社の方針転換でアパレル部門の閉鎖が
決定、ショックのままニューヨークへ。ルームメ
イトとの出会いから起業という夢が訪れる、何と
も変化に富んだ主人公、真昼の運命を描いた物語
です。
ミラノでの買付の仕事やファッションショーの裏
方、ショップでの客との対応、そして経営者とし
ての手腕。
アパレルの世界であらゆる経験をし導き出された
結論。
前向きで勇気と元気をもらえる、嬉しい作品です。
久しぶりの幸田真音作品でした。


拍手[0回]

PR

あの男の正体(ハラワタ)

あの男の正体(ハラワタ) 牛島 信

久しぶりの弁護士 牛島信氏の作品でしたが、
題材が、夏目漱石の「こころ」から派生した物語
のため、大木弁護士も登場しますが何というか・・・
賛否あると思います。
個人的にはこれまでの大木弁護士シリーズの方が
好きです。
この作品では、アパレル業界でフェニックスと呼
ばれた中堅商社の内外海行株式会社のあの男につ
いて様々な視点、登場人物の感じることを描いて
います。
何とも不思議な作品でした。

拍手[0回]

メガバンク絶滅戦争

メガバンク絶滅戦争 波多野 聖

最近の経済小説では珍しくなった、
金融再編の頃を舞台にしたドロドロの
銀行の世界を描いた小説と同じような感じで
個人的に好きな作品です。
狙われたのはメガバンクで最も名前の長い銀行。
あのアルファベット三文字が入る銀行はどうして
も外資に売り飛ばされる運命にあるようで、今作
でも意外な人物が黒幕となり巧妙に仕組まれた罠
にきっちりを嵌まっていきます。
日本はどうなるのか、国債暴落が止まらない中、
身動きがとれなくなるメガバンク。
主人公の桂光義と二瓶正平、そして銀座のママ
湯川珠季。
買収合戦の様相になる中、桂達の行動がどうでるか。
とても面白い作品でした。

拍手[0回]

小説 創業社長死す

小説 創業社長死す 高杉 良

東邦食品工業の物語ですが、読めばすぐに
あの会社がモデルかと想像できます。
いやはや毎度なかなか厳しい、鋭い視点で描かれ
てます。
東邦食品工業を一代で築きカップ麺業界では、
トップを争うメーカーまで育て上げた創業者の
小林貢太郎、彼の愛人とその娘、彼の周辺を取り
巻く人間模様です。
彼の人柄と突然の死、その後の会社の行方。
高杉氏らしい人間模様を描いたドロドロ憎悪渦巻
く中に、心地よいドラマを散りばめた作品です。
いつもの感じです。

拍手[0回]

精鋭

精鋭 今野 敏

今野氏が描いたSATです。
主人公の柿田亮が警察に入り、
警察学校、交番勤務と経験する中で
何となく割り切れない悩みに直面し、
もっと考えずに命令どおりに動けるところは
と思っていたところで機動隊への異動が命じら
れ毎日、念願どおり命令どおり黙々と訓練を行
います。
しかし、そこで気づくのは、命令どおりではど
うしても乗り越えられないことに気づくのです。
考える力、判断力の重要性、
そこに答えをむつけた柿田の成長力は凄いです。
成長は、柿田をSATへと導いていきます。
SAT、特殊急襲部隊の過酷な訓練、自衛隊での
合同訓練、その意味について改めて考えるよう
になる柿田。
彼の成長していく姿を今野氏らしい物語で仕上
げています。
とても面白い作品です。

拍手[0回]

プロフィール

HN:
gobgob
Webサイト:
性別:
男性
自己紹介:
ただの本好きです。文房具も大好きです。
文房具カフェオフィシャル会員です。
Twitterもやってます。

カレンダー

04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

忍者カウンター