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経済・企業小説よむ読む(改)

経済小説、企業小説、警察小説、ミステリーと 最近は様々なジャンルを読んでいます。 文房具のことや独り言なんかも書いてます。

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アカマイ 知られざるインターネットの巨人

アカマイ 知られざるインターネットの巨人<アカマイ>

以前から気になっていたアカマイ。
インターネットの軸のような存在、アカマイの
業務内容や規模、何が強みなのか、ここまで
大きくなった秘訣は何なのか、詳しく書かれて
います。
一般には知られていないアカマイ。
しかしインターネットの3割はこの会社が運ん
でいるという現状、大企業がアカマイを頼る理由、
驚くべき戦略、専門用語も多いですがとても参考
になる1冊です。


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背乗り(ハイノリ) ソトニ 警視庁公安部外事二課

背乗り ハイノリ ソトニ 警視庁公安部外事二課 竹内 明

これぞ諜報活動というべきか、なかなか面白い作品
でした。
基本的には公安警察の物語ですが、主人公の筒見慶
太郎は現在は、その公安から左遷され在ニューヨー
ク日本国総領事館の警備対策官として勤務していま
す。
そんな折、国連総会出席のためで外務大臣の黒崎倫
太郎がアメリカを訪問しますが宿泊先のホテルで何
者かに毒を盛られる事件が発生します。外務省と警
察庁、どろどろとした裏側で巻き起こる情報戦、筒
見は事件の真相を独自に捜査します。
この事件には日本の公安も関わることになり、筒見
の外交政策に反対している中国も絡み、日本の公安
にスパイがいるのではないかという疑いも出てきま
す。
公安や中国と複数の相手から狙われる筒見、彼の昔
の部下、現在は皆退職か左遷された元公安の捜査員
による諜報活動が始まります。
テンポよくしかも非情な筒見の対応と物語は軽快に
進みとても面白いのですが肝腎のラストで、複雑化
しすぎた背景が災いしごちゃごちゃしてしまい少し
残念な感じがしました。
全体ではとても面白い作品なので余計に残念な気が
します。


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サイレントステップ

サイレントステップ 本城 雅人

セカンドジョッキーだった父親がレース中に落馬し
て亡くなった、息子はその原因を突き止めるため
自身もジョッキーになるという物語です。
競馬もののこういったジャンルの作品は珍しいと
思います。
主人公の小山和樹、彼は小学校5年生の時、父の
小山忍が落馬事故で亡くします。
いつもはファーストジョッキーの平賀剛が乗るは
ずの一番人気ウインターヘブンにセカンドジョッ
キー、小山忍が騎乗していました。
ゴール前、ウインターヘブンが転倒、そして父忍
は亡くなったのでした。
当時の噂は、小山は平賀に殺された。
子供ながらに鮮明に覚えていた、このと言葉の真
相を確かめるためにジョッキーになり、父と同じ
塚本厩舎へ、そして平賀剛のセカンドジョッキー
となります。
そこで思い知らされる平賀という男の存在、彼の
競馬への思い入れ、技術、どれもが和樹にはかな
わないものでした。
尊敬しつつも、事故の真相を探る和樹、驚きの真
相と感動のラスト、面白かったです。
残念なのは、東西スポーツの競馬記者、津川仁美の
存在、中途半端な感じになってしまって物語を少し
荒らしてしまった感じがありました。
もっと深くまで物語へ絡ませていれば、なお面白
かったと思うのでした。

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翼、ふたたび

翼、ふたたび 江上 剛

江上剛氏がみたJAL再生の軌跡を描いた
ノンフィクション・ノベルです。
その時、JALの内部では何が起こっていたのか、
そして従業員は何を思い、カリスマ経営者の
到来に何を感じたのか、ヤマト航空という
ナショナルフラッグが破綻、再生への軌跡を
描いた物語です。
国営から半官半民、そして民営化、会社の殻だけ
が民間企業となり、内部は旧態依然のままだった
ヤマト航空は当然ながら赤字を垂れ流し、そして
最後は破綻してしまいます。
当時、政権交代したばかりで、前政権を否定し
ヤマト航空へ出した結論は結局破綻でした。
再建には、カリスマ経営者の佐々木が登用されます。
意識改革から始めた彼の社内改革は、痛みを伴う
リストラやコストカットとともに反感をかうものの、
徐々に理解されていく様子が描かれています。
きっかけは人それぞれですが、気持ちが変われば
行動も変わる、そうして生まれた力はとても強く、
あの大震災でも発揮されます。
震災直後の仙台空港の様子やヤマトのスタッフの
がんばりが感動的に描かれていて面白かったです。

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銀翼のイカロス

銀翼のイカロス 池井戸 潤
半沢直樹シリーズ最新作。
出向先から半年で復帰した半沢、役職もそのまま
次長で今回の案件は帝国航空の再建。
まさに、先日、江上剛氏の「翼、ふたたび」でJAL
の従業員達の立場で描かれた作品が予習になり
今回は債権者側からのお話、いいタイミングで
出版されたものです。
半沢の今回の敵は、内部、役員、そして政治家へ
いよいよ最大の敵に立ち向かう半沢直樹。
相手がどんなに大きくても、彼のスタンスは変わり
ません、これまでどおり貫いていきます。
盛り上がりは何度も訪れます、倍返しもしっかりと。
ラストは意外な展開、それも仕方がない、しかし
次作で半沢はどうなるのか。
読み始めたら途中で止められない急展開の連続、
今作も期待どおりの面白さです。

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プロフィール

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性別:
男性
自己紹介:
ただの本好きです。文房具も大好きです。
文房具カフェオフィシャル会員です。
Twitterもやってます。

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