警視庁情報官 ブラックドナー 濱 嘉之
今回も面白くなっています。
警視庁情報官シリーズです。
主人公の黒田純一がそろそろ異動の時期に
差し掛かり今のポストでは最後の事件となります。
臓器売買は今や多国間でビジネスとして成り立ち
つつある現代において、その最も供給力のある国は
そして一番購入しているのは、舞台は海外に移り
情報室の機能が警視庁全体の中枢となり各部署が
総出で摘発に乗り出す爽快な感じさへしてしまう
作品です。
黒田の姿と、部下の成長、今作ではいろいろな
視点で物語を楽しむ事ができます。
またひとつ、知らなくてもいい真実を知ってしま
うような国の裏側を見た気分になれます。
次作、黒田がどうなって帰ってくるのか楽しみ
です。
[0回]