ウォール街のイカロス─小説ヘッジファンド バートン・ビッグス
ヘッジファンド業界での天国と地獄が描かれた
結果として結局こうなってしまうのか?と
一瞬の絶頂期を体験し人生のどん底に落ちて
終わる恒例?の物語です。
はじめに にも物語の体裁をしたビジネスと投資の
本であると書かれています。
これは、まさに金融、ヘッジファンドの本場、
アメリカでの出来事ですが、ここまでの極端な浮き
沈みはないとしても日本でも多くの人が同じような
経験をしていると思います。
この物語の主人公、ジョーは父親が黒人、母親が
白人の間に生まれ、スポーツと知識で極貧の幼少
時代から這い上がった男です。
不相応な令嬢エミリーとの結婚、頂点に達するまで
のジョーはとても勤勉で努力家でした。
しかし、金融の世界にのめり込み財産と築いた時、
何もかも忘れ、そして転落のきっかけを自ら踏み
出してしまいます。
ビジネスや投資だけでなく人生を考えるうえでも
勉強になる作品でした。
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