清流の宴 石川 渓月
豊かな水源のある日本ではイマイチ現実感の
ない世界の水事情、すでに危機的状況にある
世界では日本の水源を巡って各国が様々な手を
使って水源地の確保をしようと躍起になっていま
す。
そんな水ビジネスに巻き込まれた浄水技術研究者
で主人公の西野俊之は高知に逃げだし、何となく
入った居酒屋で無銭飲食、そこから、その店で
住み込みで働く生活が始まります。
しかし、その街もまた水源の争奪戦の戦場だった
のです。
何もかも失った西野がこの街で出会った仲間達と
とった行動は、現在の日本のおかれた状況や
街の人間との関わりがとても面白く描かれていま
した。
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