硝子の太陽R-ルージュ 誉田哲也
さて、続いてはルージュです。
捜査一課殺人班十一係の新・姫川班です。
かつての部下菊田も警部補になり姫川、菊田のツー
トップ体制になり、直属の上司は姫川に理解のある
林が統括主任です。
恵まれた環境で捜査一課に復帰した姫川が担当する
事件は、地下アイドルの一家が惨殺された事件でした。
捜査は難航し捜査本部も何となくどんよりとした空気
が漂っていた中で、起こった「ノワール」の本題、
フリージャーナリストの上岡が殺害された事件でした。
こちらは、天敵、ガンテツが担当、2人はまた衝突す
ることになります。
「ノワール」と同じシーン、同じ会話、でも目的が
全く異なる、すごいコラボ作品です。
しかし、毎度のことですが姫川シリーズは内容が重い
です、今回もとびっきり凄惨で読んでいて精神的に疲
れる作品です。
テンポも速くとても面白いですが、なかなか大変な結
末、姫川のメンタルも心配ですが、読み手のこちら側
も辛くなる作品でした。
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