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経済・企業小説よむ読む(改)

経済小説、企業小説、警察小説、ミステリーと 最近は様々なジャンルを読んでいます。 文房具のことや独り言なんかも書いてます。

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リバース

リバース 相場英雄

相場さん完全に警察小説の作家さんになってしま
いました。
この作品を読むと原発事故が金になる、福島の現
実を見た気がします。
これほどまでに詐欺が横行している現実、支援と
いう善意を利用した犯罪はここまでとは。
小さな万引き事件が外交問題にまで発展する展開
には本当に驚くばかりです。
ラストは特によかったです、こういう終わり方も
いいですね。
福島、原発の廃炉、復興とあの震災から4年目に
して、生まれた物語、映像化されたら面白いだろ
うなぁ。

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カフェ吉祥寺

カフェ吉祥寺 日向走介

いつも決まった時間にカフェ吉祥寺へ訪れ
いつも同じコーヒーを注文し、1日1人の友人から
メールをもらい、その友人由来の話を思い出し
友人からのメールに触れ1話が終わる短編連作です。
主人公の沢村光を始め皆金融の関係者だったり
元関係者だったり。
内容も当時の金融機関などで起こった問題や
出来事が書かれています。
ある意味、淡々としていてちゃんとオチもあって
小説と成立しているところがいいですね。
短時間に読めるので隙間の時間に読むの最適な
感じの作品です。

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アンダーグラウンド・マーケット

アンダーグラウンド・マーケット 藤井太洋

舞台は2018年の東京です。
消費税も社会保障費もどんどん上昇する日本に
押し寄せる移民、経済は需要に応じるかのように
仮想通貨が地下経済で急速に広まっていきます。
その通貨の名前は「N円」
日本経済は完全に二極化していきますが、円と
N円をどこかでつなぐ、つまり両替する必要があ
ります。
これによりN円の価値は円と同等に扱われ、様々
な人々が使用するようになっていきます。
日本にはこの2つの経済圏が存在するようになり
、そして汚染されたお金が流通してしまいます。
疑いをかけられた主人公の木谷巧や鎌田大樹らが
真相をさぐって大活躍します。
これはなかなか面白い作品でした。


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約束のとき

約束のとき 白崎 博史

これ実話で、実名で書かれてます。
小さな居酒屋からどんどん成長を遂げ
M&Aを経て上場するまでを描いた作品です。
寒川良作と兄の寒川隆、2人が築き上げた会社は、
社員やお店の従業員、全部が一体化した団結力が
魅力でもあります。
そんな順調に成長してきた会社にある転機が訪れ
ます。
それは、兄の病気でした。
病気を機会に「約束」を実行する日がやってきた
のでした。
あの震災をも乗り越え拡大成長する方法は何なの
か。
実話だから面白いのでしょうか。事実が描かれて
いるだけなのかもしれませんが、そこにはフィク
ションではない醍醐味があります。
なかなかいい作品でした。
この店の手羽先美味しいですよね。

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天才ハッカー安部響子と五分間の相棒

天才ハッカー安部響子と五分間の相棒 一田 和樹

ハッキングで生計をたてる安部響子、彼女の
率いるハッカー集団はお互いの名前や顔も知ら
ない。
しかも攻撃する相手は、トラブルを放置する悪
質な企業のみ、そんな集団に高野肇はスカウト
されます。
ハッカー集団の名前を肇は響子の主食?ラスク
とします。
主に広報としてSNSで攻撃する企業を公表した
り様々な情報を発信していきます。
当然、社会は正義の味方、ラスクで騒然となり
ます。
ラスクはどんどん社会全体を巻き込みブームと
なっていきます。
警察の強引な捜査手法で響子や肇のほか仲間達
に迫ってくる中、最後の攻撃を決断する響子。
とても面白い展開と、とても現実的であること、
これは響子達のハッカー技術もそうですが、
警察、国のやってくる強引な捜査手法、その基
になるデータは何なのか。
街中に溢れる防犯カメラ、スマートメーターの
普及、通信が可能なものはすべて利用できる。
情報化社会への警鐘ともいえる物語、とても面
白かったです。

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プロフィール

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gobgob
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性別:
男性
自己紹介:
ただの本好きです。文房具も大好きです。
文房具カフェオフィシャル会員です。
Twitterもやってます。

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