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経済・企業小説よむ読む(改)

経済小説、企業小説、警察小説、ミステリーと 最近は様々なジャンルを読んでいます。 文房具のことや独り言なんかも書いてます。

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史上最強の大臣: THE CABINET2

史上最強の大臣: THE CABINET2 室積 光

帰ってきた史上最強の内閣シリーズです。
今回は大阪から日本の教育を立て直します。
二条内閣の新門文部科学大臣自らが大阪の
町本知事の要請を受け教育改革の陣頭指揮を
執ります。
この改革を危険視する世論形成が現政権と一部の
マスコミによってなされます。
立ち向かう新門大臣と彼に認められた先生達、
大阪はそして日本の教育はどうなっていくのか
本当に感動する、そして悲しい物語です。
戦前の教育方法、そして道徳のあり方。
戦争が起こった時の考え方。
靖国参拝にも触れられています。
愛国心をすぐに軍国化とか、批判されることが
多い中、近隣諸国の抗議や反日運動に日本は
どうしていけばいいのか。
教育のあり方、日本の姿勢、様々な面から著者の
メッセージが込められていると思います。
読んでいて、これがすごく正しいと思うし、個人的
には大いに賛同、とても面白い作品でした。

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オメガ 警察庁諜報課

オメガ 警察庁諜報課 濱 嘉之

警察庁諜報課、通称オメガは巨額の裏金で
立ち上げた国際諜報機関で、海外に支局が
あり、主人公は北京支局香港分室に所属する
榊冴子です。
とうとう法律を超えてしまう諜報機関シリーズの
スタート、最初のミッションはお隣中国の人民
解放軍が運営する麻薬精製工場の破壊工作です。
我々の知る由もない世界、小型の原爆やラジコン機
最新のスキミング技術、あらゆる裏の方法で
与えられたミッションをこなしていくオメガ。
リアルさに驚くも、そもそも想像し得ない環境での
活動にどんどん引き込まれていきます。
新たなジャンルの警察小説といってもいい、
とても面白い作品です。

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ミリオンセラーガール

ミリオンセラーガール 里見 蘭

これまで、書店の側にたった作品、出版社を舞台にした
作品はいろいろありましたが、出版社を舞台に、営業、
編集、取次、書店員と本の流通を巻き込んだ作品に初めて
出会いました。
これは面白いです。
本が好きなので当然なのかもしれませんが、本が完成して
書店に並べられ、並べられさへしない本もあり、書店の規模
でも入荷数位が違い、大手でもない限り取次で調整される、
返品が自由で気楽な商売と思ったら大間違い。
これはスゴイ作品です。
主人公は、アパレルショップの店長だった正岡沙智。
彼氏にフラれ、翌日には店が閉店、リストラに。
ファッション誌をめくり偶然見つけた編集者募集の広告。
出版社を受けまくり、最後の1社で採用された紙永出版。
当然ファッション誌ULTIMOの編集部に配属されると思いきや
辞令には販売促進部と書いてあります。
本を売るというのは、どういう事なのか。
作家が仕上げた原稿が本になり書店に並べられる仕組み、
通常の流通業界ではあり得ない取引形態。
沙智はだんだん、この世界にハマっていきます。
無名作家の小説をミリオンセラーにするという命を受け
販売促進部、ハンソクの戦いが個性あるメンバーとともに
始まります。
今、出版不況と呼ばれる時代だからこその問題点、
電子出版の利点、現状の問題を提起しつつ乗り越えていこう
とする姿がとても面白いです。
いい作品でした。

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くまモンの秘密 地方公務員集団が起こしたサプライズ

くまモンの秘密 地方公務員集団が起こしたサプライズ 熊本県庁チームくまモン

熊本県のゆるキャラ、くまモンの誕生から
今日の大人気ぶりの秘密が書かれています。
熊本県庁の職員、地方公務員が起こした、
このくまモンブーム、それは一体どのようにして
そんな戦略で、長い時間をかけてジワリジワリと
営業活動を行ってきた事や、公務員なので2~3年
で人事異動となってしまう中での奮闘ぶりが
実によく描かれています。
先日もくまモンに関する商品の売上が293億円と
発表されましたが、これも集計の半分であり、その
倍はあったとされています。
熊本県という一地方公共団体を全国区に、そして
元気を発信する源は何だったのか、今後の目標も
含め書かれています。
とても面白い一冊でした。

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起業家

起業家 藤田 晋

サイバーエージェントの社長、藤田晋氏の自伝的
作品第2弾、自社の社員が物凄い勢いで読んで絶
賛のブログやツイートをしていたので、ちょっと
引き気味に、でも興味があるので読んでみました。
構成は時系列になっていないので、いつの話なの
か時々分からなくなってしまうのですが、テーマ
ごとにドラマがあって、面白かったです。
読み手を飽きさせない工夫があるのか、
とてもよかったです。
会社を経営すること、上場後の巨額な現金、株主
からのプレッシャー、いわれなき中傷、IT企業が
ブラックなイメージに転換した中での踏ん張りと
藤田氏の強さに感心しました。
何だか勇気というか、自分がこれでいいのか?
と考えるきっかけになる作品でした。


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男性
自己紹介:
ただの本好きです。文房具も大好きです。
文房具カフェオフィシャル会員です。
Twitterもやってます。

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