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経済・企業小説よむ読む(改)

経済小説、企業小説、警察小説、ミステリーと 最近は様々なジャンルを読んでいます。 文房具のことや独り言なんかも書いてます。

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挑戦する脳

挑戦する脳 茂木 健一郎

最近話題になっている、というか私自身がTwitterで
followしているからなのか、茂木健一郎氏の最新
著書、挑戦する脳を読んでみました。
脳は、オープン・エンドである。この言葉に強く惹
かれました。
オープン・エンド、つまり終わりがない、脳は逆境
や苦難に陥った時、大きな力を発揮し解決しようと
様々な挑戦をしており、この本では映画レインマン
のモデルとなったキム・ピーク氏や盲目の天才ピア
ニスト、デレク・パラヴィチーニ氏などを取り上げ、
彼らの脳の挑戦についてわかりやすく述べられてい
ます。
そして現代の日本における問題の提起、挑戦しない
脳になっている日本人について鋭く指摘しています。
また、あの震災を受け茂木氏自身が決意した事や
最近話題になっているfacebookのマーク・ザッカー
バーグ氏やWikileaksのジュリアン・アサンジについ
ても述べています。
挑戦する脳、なぜ挑戦し続けるのか、それは、新し
い風景を見たいから、この言葉にとても納得しまし
た。
帯にあるとおり、試練を糧にして、潜在能力は開花
する。
とても面白く、読んでよかった一冊です。


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回廊封鎖

回廊封鎖 佐々木 譲

壮絶なラストシーンは、これまでの佐々木作品とは
異なるものとなっています。
誰が主人公なのか、そして最後に笑うのは誰なのか、
後半は驚きの連続です。
警察小説というよりは、確かに犯罪小説、
舞台は六本木のコンプレックスビル、ヒルズをモデ
ルにした国際映画祭での殺人計画。
解散した大手消費者金融に勤める元従業員達が連続
して殺害される事件が発生、その連続性に気づいた
刑事の久保田と望月が独自に真犯人に迫ります。
大手消費者金融の紅鶴、自殺に追い込まれたりした
人は数百人に上り、被害者でもあり原告団として
闘った、重原達巳は法が裁けない罪に報いを実行
します。
登場人物の男たちは皆、それぞれの信念を持って
行動し壮絶なラストシーンへと向かいます。
展開と意外性に驚いたとても面白い作品です。


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有料プランにしました。

携帯のページの広告が気になったので
有料プランにしました。
これで、どちらもスッキリです。

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ネギリエ

ネギリエ 星井博文

新人弁護士の祢宜りえ、通称ネギリエは感情が出な
いため就職したばかりの法律事務所を解雇されてし
まったのでした。
最近は弁護士資格を持っていても就職できない人は
多いらしいですね。

ネギリエは、叔父の経営する不動産屋のお手伝いを
することになり、ホームページ作成にかかる費用の
交渉を任されることになります。
ウェブサイトの価格構成や裏側を描いた、普段知る
ことのできないことが分かりやすく描かれています。
ネギリエ、じわじわと彼女の面白さを知ることにな
り、なかなか面白い作品でした。

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蛮政の秋

蛮政の秋 堂場 瞬一

山梨にいた頃、誤報で会社の経営を傾けてしまった
過去を持つ、日本新報の東京本社遊軍記者の南康祐
宛てに一通のメールが届き物語は動き出します。

それは大手IT企業が違法献金を行ったという内容
でした。
なぜ、そんなメールが南だけに送られてきたのか。
受け取ってしまったからには調べざる得ない記者の
性で、南は内々に調査を始めていきます。

一方、違法献金された民自党のライバルでもある
政友党の富永卓生も同じメールを受け取っていたの
でした。
彼は裏も固めず、闇雲に国会の委員会でこのメール
の内容を追及するも決め手を欠き恥をかくことにな
ります。

それぞれが自分のために真相を探り、たどり着く先、
真相を掴んだ結果、どうなったのか。
オチ不足は否めない感じで、現実はこんな結論なん
だろうと、逆に妙なリアル感のある物語でした。

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プロフィール

HN:
gobgob
Webサイト:
性別:
男性
自己紹介:
ただの本好きです。文房具も大好きです。
文房具カフェオフィシャル会員です。
Twitterもやってます。

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