「電脳マジョガリ」狩り 向井 湘吾
ちょうど、グリー株式会社の小木曽健さんの記事を
Yahoo!で読んだ後にこの作品を読んだので怖くなり
ました。
ネット炎上で「人生無駄にしない」ために 年300回講演、プロの教え たった一枚 の写真で伝える防止法
ネットリンチ、匿名で報道されてもネットの社会で
は総攻撃で名前を探し当てて晒される、それがたと
え無実、えん罪であっても。
徹底的に個人情報は調べられ晒される。
ネットの恐ろしさと現実、防衛方法はあるのか、
リアルな物語です。
「魔女狩り板」に名前が載れば瞬く間に個人情報が
出てしまう、ネットリンチを楽しむ輩、その中でも
首謀者とされる4人をターゲットに香織、シン、
そして強引に仲間に入れられた翼が立ち向かいます。
実名報道されない犯罪者や匿名のネットユーザー、
悪い奴を世間に晒して何が悪いという悪の連鎖、
ネットに載せれば生涯その名前は残ります。悪の
連鎖、「魔女狩り板」の中枢にいるのは何者なのか、
目的は何なのか。これでもかというくらい展開が
目まぐるしく変わっていくので、ラストは唖然とし
てしまいます。そこまでの結末とは、と思いつつ、
ネットの世界はこんなもんだとも納得でした。
とても面白かったです。
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