天才ハッカー安部響子と五分間の相棒 一田 和樹
ハッキングで生計をたてる安部響子、彼女の
率いるハッカー集団はお互いの名前や顔も知ら
ない。
しかも攻撃する相手は、トラブルを放置する悪
質な企業のみ、そんな集団に高野肇はスカウト
されます。
ハッカー集団の名前を肇は響子の主食?ラスク
とします。
主に広報としてSNSで攻撃する企業を公表した
り様々な情報を発信していきます。
当然、社会は正義の味方、ラスクで騒然となり
ます。
ラスクはどんどん社会全体を巻き込みブームと
なっていきます。
警察の強引な捜査手法で響子や肇のほか仲間達
に迫ってくる中、最後の攻撃を決断する響子。
とても面白い展開と、とても現実的であること、
これは響子達のハッカー技術もそうですが、
警察、国のやってくる強引な捜査手法、その基
になるデータは何なのか。
街中に溢れる防犯カメラ、スマートメーターの
普及、通信が可能なものはすべて利用できる。
情報化社会への警鐘ともいえる物語、とても面
白かったです。
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