売国 真山 仁
著者、真山仁氏が今度は宇宙開発の陰に挑みます。
まるで全く異なる物語が同時に進行していく、この
作品、それは最後まで2つが交わるのか想像もつき
ません。
一つは検察官の冨永真一が特捜部に異動となり、
汚職事件に挑む姿を、
もう一つは、父が航空宇宙科学研究センターの技官
だった八反田遙が自身も宇宙開発の研究者を目指し
頑張る姿を描いています。
日本における宇宙開発の歴史やアメリカとの関係、
それは表と裏があり、そこには政治家の陰も。
知らない分野の話だけにとても興味深く、とても
面白い作品でした。
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