オメガ 対中工作 濱 嘉之
今回も派手に破壊していまいますが、
何せ理屈が多く、前作より解説っぽいところが
より深くなっているような気がします。
対中国という面では様々な問題がありますが、
アフリカに目を向けると、中国の進出はどんどん
進行しており、アフリカ各国に自然と中華街が
出来てしまうそうです。
今作では榊冴子の出番はやや少なめ、それでも
アフリカの現状を明瞭に伝えてくれます。
岡林剛は商売人の才能を発揮し、中国で富を築き
ます。
そうなってくると、何らかのマークをされ政府の
内部抗争に巻き込まれ最後は撤収命令が出ます。
よろ本格的な内容にすると、解説も増えて、小説
としては面白さに欠ける原因となり、その塩梅が
とれも難しいと感じた一冊でした。
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