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経済・企業小説よむ読む(改)

経済小説、企業小説、警察小説、ミステリーと 最近は様々なジャンルを読んでいます。 文房具のことや独り言なんかも書いてます。

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売国

売国 真山 仁

著者、真山仁氏が今度は宇宙開発の陰に挑みます。
まるで全く異なる物語が同時に進行していく、この
作品、それは最後まで2つが交わるのか想像もつき
ません。
一つは検察官の冨永真一が特捜部に異動となり、
汚職事件に挑む姿を、
もう一つは、父が航空宇宙科学研究センターの技官
だった八反田遙が自身も宇宙開発の研究者を目指し
頑張る姿を描いています。
日本における宇宙開発の歴史やアメリカとの関係、
それは表と裏があり、そこには政治家の陰も。
知らない分野の話だけにとても興味深く、とても
面白い作品でした。

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未必のマクベス

未必のマクベス 早瀬耕

ウィリアム・シェイクスピアに縁のない私・・・
それでも四大悲劇の1つであることくらいの知識
はあるのですが内容はさっぱり。
そんな状態で読み始めたのですが、不思議な感覚
です。
何となく引き込まれる感じ、いったいどんな魅力
があるのか分からないまま、でも読み進めてしま
う。
主人公の中井優一がマカオの娼婦から予言を告げ
られ彼はマクベス、王となってシェイクスピアに
よって書かれた戯曲同様に運命を受け入れ、従い、
行動していきます。
彼の勤めるジェイ・プロトコル交通系ICカード
の暗号化技術に隠された秘密、暗号の鍵、それは
彼の高校生時代、同級生で同じ会社に勤める伴浩
輔、当時気になっていた鍋島冬香にも深く関係し
ていました。
ラストは予測できても、それまでに起こる出来事、
彼の行動、周辺の変化、東京、香港、マカオを始
めアジアを巡る物語は、現実的でもあり、それに
しても不思議な魅力のある作品です。
値段も他のものに比べ多少高かったですが、読み
応えのある面白い作品でした。

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証券会社で働いたらひどい目にあった

証券会社で働いたらひどい目にあった 雨宮鬱子

やはり証券会社もこんな感じなんですね。
という、なかなか実態が生々しく描かれた漫画
です。
鬱にもなりますよ、あの環境は向き不向きがは
っきり分かる業種ですよね。

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『ブルーベリー作戦成功す』

『ブルーベリー作戦成功す』 池上 敏也

新薬の特許の恐ろしさ描いています。
プライヤー・アートがあれば相手を潰せる。
日本の中堅製薬会社、青野製薬と、
世界的製薬会社、バンハイム・アクチェン・
ゲゼルシャフト。
日本とドイツ、特許という世界を緻密に描き、
ストーリーも読者を何度も裏切る?驚きの展開に
唖然としてしまいます。
これが現実なんだろうなあと、新たな世界を見た
ような気がします。
青野製薬のエリート社員、藤城誠の闘いが始まり
ます。
とても面白い作品でした。

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オメガ 対中工作

オメガ 対中工作 濱 嘉之

今回も派手に破壊していまいますが、
何せ理屈が多く、前作より解説っぽいところが
より深くなっているような気がします。
対中国という面では様々な問題がありますが、
アフリカに目を向けると、中国の進出はどんどん
進行しており、アフリカ各国に自然と中華街が
出来てしまうそうです。
今作では榊冴子の出番はやや少なめ、それでも
アフリカの現状を明瞭に伝えてくれます。
岡林剛は商売人の才能を発揮し、中国で富を築き
ます。
そうなってくると、何らかのマークをされ政府の
内部抗争に巻き込まれ最後は撤収命令が出ます。
よろ本格的な内容にすると、解説も増えて、小説
としては面白さに欠ける原因となり、その塩梅が
とれも難しいと感じた一冊でした。

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プロフィール

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gobgob
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性別:
男性
自己紹介:
ただの本好きです。文房具も大好きです。
文房具カフェオフィシャル会員です。
Twitterもやってます。

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