奥さまはCEO 鎌田 和彦
タイトルがよくないのかも。
内容はとても面白くて大好きなエンディングです。
こういう小説いいですね。
主人公は新入社員の鴨志田正治とそこの社長、
クラウド・システムズCEOの水野聡美です。
鴨志田が長野から上京する電車の中で話して
しまった本当の事、英語ダメ、本当はクラウド・
システムズが希望でなかった事、すべてを偶然
乗り合わせた聡美に聞かれた事からスター
とします。
当初予定していた配属先から総務に異動となり
聡美の監視下で様々な雑用が言い渡されます。
必死で耐える正治かと思えば、きっと彼は本質的
にMなんでしょう、何となく心地よい感じに思え
る様な感じです。
会社では様々なトラブルが発生します。
オフィスグリコや引き抜き、そしてスキャンダル
とリアルな内容で物語は進展していきます。
2人の関係にも微妙なものが。
会社の業務内容も深すぎず、適度な書きぶりがよ
りリアルさを出し、ベンチャーが上場して急速に
拡大して行く中で起こる事件、出来事を再現しな
がら1年間が過ぎ、得た結論は。
とても面白い、気持よく読める作品です。
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