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経済・企業小説よむ読む(改)

経済小説、企業小説、警察小説、ミステリーと 最近は様々なジャンルを読んでいます。 文房具のことや独り言なんかも書いてます。

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精鋭

精鋭 今野 敏

今野氏が描いたSATです。
主人公の柿田亮が警察に入り、
警察学校、交番勤務と経験する中で
何となく割り切れない悩みに直面し、
もっと考えずに命令どおりに動けるところは
と思っていたところで機動隊への異動が命じら
れ毎日、念願どおり命令どおり黙々と訓練を行
います。
しかし、そこで気づくのは、命令どおりではど
うしても乗り越えられないことに気づくのです。
考える力、判断力の重要性、
そこに答えをむつけた柿田の成長力は凄いです。
成長は、柿田をSATへと導いていきます。
SAT、特殊急襲部隊の過酷な訓練、自衛隊での
合同訓練、その意味について改めて考えるよう
になる柿田。
彼の成長していく姿を今野氏らしい物語で仕上
げています。
とても面白い作品です。

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マル暴甘糟

マル暴甘糟 今野 敏

今野作品なのに主人公が武闘派ではありません。
どちらかといえば、事件解決よりも何も起こらな
いよう日頃から願い、現実逃避希望で
仕事の相手、ヤクザからなぜか一目置かれる存在
の主人公、甘糟達夫。
テンポの良さは変わらず、でもなぜかいつもと違
い、めんどくさがりな甘糟がいやいや行動するけ
ど、それが実は理にかなった行動となる。
不思議な感覚の小説です。
舞台は、北綾瀬署の組織犯罪対策課。
所轄の刑事が、地元のヤクザとの面白い関係にな
っていて、とても面白かったです。
これもシリーズ化しそうですね。

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歌舞伎町ダムド

歌舞伎町ダムド 誉田 哲也

「ジウ」シリーズ最新刊、少し前に出てたのです
が、電子版が出ないか様子見してたのですけど、
やはりでないので購入。
そして久しぶりだったのですっかり忘れて読み始
め、残酷なシーンでげんなり。
思い出しました、食事中に読んだりすると危険で
す。
あわわって感じになる詳細な残虐描写です。
さて、本題ですが、もう歌舞伎町封鎖事件から7
年なんですね、歌舞伎町にダムドという激安の殺
し屋がいるという噂が広まります。
そして、新宿署勤務になった東弘樹警部補には賞
金が賭けられ殺しの標的として街中の殺し屋から
命を狙われます。
歌舞伎町セブンはどう動くのか。
死刑判決を受けた伊崎基子のその後も。
東と歌舞伎町セブンの関係にも新たな変化があり
ます。
当時のストーリーを思い出し、更に物語りへ引き
込まれていきます。
次作が楽しみになる面白い作品でした。

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オメガ 対中工作

オメガ 対中工作 濱 嘉之

今回も派手に破壊していまいますが、
何せ理屈が多く、前作より解説っぽいところが
より深くなっているような気がします。
対中国という面では様々な問題がありますが、
アフリカに目を向けると、中国の進出はどんどん
進行しており、アフリカ各国に自然と中華街が
出来てしまうそうです。
今作では榊冴子の出番はやや少なめ、それでも
アフリカの現状を明瞭に伝えてくれます。
岡林剛は商売人の才能を発揮し、中国で富を築き
ます。
そうなってくると、何らかのマークをされ政府の
内部抗争に巻き込まれ最後は撤収命令が出ます。
よろ本格的な内容にすると、解説も増えて、小説
としては面白さに欠ける原因となり、その塩梅が
とれも難しいと感じた一冊でした。

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自覚: 隠蔽捜査5.5

自覚―隠蔽捜査5.5― 今野 敏

大森署の署長、竜崎伸也シリーズの短編集です。
ぶれない竜崎、気がつけば大森署の署員皆が、
竜崎を尊敬し信頼する組織になっていました。
今回も名言がたくさん出てきます。
こういう日常も面白いですね。
今回も大満足の作品でした。

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プロフィール

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gobgob
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性別:
男性
自己紹介:
ただの本好きです。文房具も大好きです。
文房具カフェオフィシャル会員です。
Twitterもやってます。

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