凄腕 永瀬 隼介
何とも気持ちが入りきれない感、それほど自分の
感覚と乖離している登場人物、それでも結末が気
になり最後まで一気読みしてしまう物語でした。
仕事にのめり込み過ぎて家族までを囮、犠牲にし
てまで突き進み、家庭は崩壊、さらにのめり込み
気がつけば様々な意味でカリスマと呼ばれる刑事
の桜井、彼の強烈な個性とその姿勢に感化され後
継者を宣言する主人公の高木、暴力団の若頭が惨
殺された事件をきっかけとなり歌舞伎町を舞台に
繰り広げられる物語、1960年代の活動家の思想や
ヤクザの起源、普段接することのない世界の話が
繰り広げられ予想外の結末を迎えます。
決して表の世界では出ないところで生きると決め
た刑事達の生き様は恐ろしさも感じます。とにか
く何かしらの違和感を抱きつつも先が気になる急
かされるように読んだ作品でした。
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