経済・企業小説よむ読む（改）

経済小説、企業小説、警察小説、ミステリーと最近は様々なジャンルを読んでいます。文房具のことや独り言なんかも書いてます。

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ハゲタカ２．５　ハーディ

ハゲタカ２．５　ハーディ（上）真山仁

ハゲタカ2.5 ハーディ(下) 真山仁

いつ出るのだろうかと期待していました。

しかし、今作では経済小説ではなく完全なるミス
テリー、そしてサスペンスの世界です。

望むもの、そして失うもの、フランス、中国、そ
して日本、松平貴子のとことんついてない人生は
国際犯罪にまで発展、暗躍する将陽明、娘の美麗、
そしてアカマ自動車で映画化もされた登場人物、
一華と専ら中国の権力闘争が絡んできます。

必死で登場人物を思い出し上下巻一気読みです。

貴子の願いは日光ミカドホテルの奪還、それには
現在の持ち主リゾルテ・ドゥ・ビーナスの社長と
の約束である同社の執行役員の就任と目的の達成
が条件として出されます、しかし、その当人が急
逝、混乱を極めるリゾルテ・ドゥ・ビーナス、経
営権の争いに様々な横やりが入り貴子は、中国の
権力闘争に巻き込まれていきます。

鷲津の出番はほとんどなく、陰謀と恐ろしさがた
だただ繰り返し訪れることになります。

とても面白かったのですが、すべてがハッピーと
はいかず何とも切ない気持ちになる物語でした。

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オリエンタル・ゲリラ: 警視庁公安J

オリエンタル・ゲリラ: 警視庁公安J 鈴峯紅也

小日向純也シリーズ最新刊です。このシリーズも結
局、小日向家が絡んで結果的に純也自ら解決に乗り
出す、というよりも彼しかできない結論に至ります。
今回はペルーから遙々テロリストがたくさんやって
きます。しかも自爆テロ、ターゲットは首謀者が参
加した７０年代の学生運動の関係者、しかも首謀者
と純也の父である総理、盟友の防衛大臣とどれも要
人揃いです。

毎回のことになりましたが、少し癖が強め、会話は
自然体と読み手の集中力が試されているような感じ
ですが、読み始めれば没入してしまいあっという間
に読み終え、面白かったです。

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庶務行員多加賀主水が悪を断つ

庶務行員多加賀主水が悪を断つ江上剛

正義の味方、庶務行員の多加賀主水が帰ってきま
した。今回も様々な問題を狐が解決です。しかし、
とうとう国家の危機を救うという大役がまわって
きます。最近話題の問題を豊富に取り込んで、み
んなまとめてズバッと解決していきます。
今作では支店長も代わり環境の変化もありますが、
多加賀主水は相変わらず、２人の女子行員にの

せられながら狐をやっています。結末が斬新とい
うのか、結果同じというのか、驚きの事態を招き
ますが、楽しく読めました。

[0回]