カルマ真仙教事件(上) 濱 嘉之
警視庁公安部出身の著者、濱嘉之氏がいよいよ自
身の経験に基づいたオウム真理教を題材に長編小
説を出版しました。主人公、鷹田正一郎の半生を
描いているようです。
というのもこの時点では上巻しか読んでないので。
まずは、警視庁公安部時代が描かれています。
鷹田はもともと情報マンの素質があり内調出向時
代にその才能が開花しあらゆる政治家や財界人と
親しくなりました。そのまま公安部総務課に戻り、
いよいよチヨダに異動となります。
時代は55年体制が崩壊、華々しく政界デビュー
した総理は様々なスキャンダルで自滅、その後を
継いだ総理もあっという間に辞任、政界が大きく
揺れる中、阪神淡路の大震災があり日本が混迷し
ていた頃、猛烈な勢いで信者を増やし勢力を拡大
していたカルマ真仙教です。彼らは兵器や毒ガス
を富士山の見える広大な土地で量産すべく開発研
究を重ねていました。そしてサリンが完成し実際
に撒かれることになります。
その時、鷹田は何を見て、聞き、行動したのか、
続きが楽しみです。
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