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経済・企業小説よむ読む(改)

経済小説、企業小説、警察小説、ミステリーと 最近は様々なジャンルを読んでいます。 文房具のことや独り言なんかも書いてます。

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約束のとき

約束のとき 白崎 博史

これ実話で、実名で書かれてます。
小さな居酒屋からどんどん成長を遂げ
M&Aを経て上場するまでを描いた作品です。
寒川良作と兄の寒川隆、2人が築き上げた会社は、
社員やお店の従業員、全部が一体化した団結力が
魅力でもあります。
そんな順調に成長してきた会社にある転機が訪れ
ます。
それは、兄の病気でした。
病気を機会に「約束」を実行する日がやってきた
のでした。
あの震災をも乗り越え拡大成長する方法は何なの
か。
実話だから面白いのでしょうか。事実が描かれて
いるだけなのかもしれませんが、そこにはフィク
ションではない醍醐味があります。
なかなかいい作品でした。
この店の手羽先美味しいですよね。

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ランウェイ (上) (下)

ランウェイ (上) 幸田 真音

ランウェイ (下) 幸田 真音

単行本が出た時は読み逃していたようです。
文庫本となりkoboでも発売されたので読んでみま
した。
商社からブランドショップの販売員と転職、バイ
ヤーを兼任するようになり、引き抜きでセレクト
ショップのバイヤーへ。
しかし親会社の方針転換でアパレル部門の閉鎖が
決定、ショックのままニューヨークへ。ルームメ
イトとの出会いから起業という夢が訪れる、何と
も変化に富んだ主人公、真昼の運命を描いた物語
です。
ミラノでの買付の仕事やファッションショーの裏
方、ショップでの客との対応、そして経営者とし
ての手腕。
アパレルの世界であらゆる経験をし導き出された
結論。
前向きで勇気と元気をもらえる、嬉しい作品です。
久しぶりの幸田真音作品でした。


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あの男の正体(ハラワタ)

あの男の正体(ハラワタ) 牛島 信

久しぶりの弁護士 牛島信氏の作品でしたが、
題材が、夏目漱石の「こころ」から派生した物語
のため、大木弁護士も登場しますが何というか・・・
賛否あると思います。
個人的にはこれまでの大木弁護士シリーズの方が
好きです。
この作品では、アパレル業界でフェニックスと呼
ばれた中堅商社の内外海行株式会社のあの男につ
いて様々な視点、登場人物の感じることを描いて
います。
何とも不思議な作品でした。

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メガバンク絶滅戦争

メガバンク絶滅戦争 波多野 聖

最近の経済小説では珍しくなった、
金融再編の頃を舞台にしたドロドロの
銀行の世界を描いた小説と同じような感じで
個人的に好きな作品です。
狙われたのはメガバンクで最も名前の長い銀行。
あのアルファベット三文字が入る銀行はどうして
も外資に売り飛ばされる運命にあるようで、今作
でも意外な人物が黒幕となり巧妙に仕組まれた罠
にきっちりを嵌まっていきます。
日本はどうなるのか、国債暴落が止まらない中、
身動きがとれなくなるメガバンク。
主人公の桂光義と二瓶正平、そして銀座のママ
湯川珠季。
買収合戦の様相になる中、桂達の行動がどうでるか。
とても面白い作品でした。

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小説 創業社長死す

小説 創業社長死す 高杉 良

東邦食品工業の物語ですが、読めばすぐに
あの会社がモデルかと想像できます。
いやはや毎度なかなか厳しい、鋭い視点で描かれ
てます。
東邦食品工業を一代で築きカップ麺業界では、
トップを争うメーカーまで育て上げた創業者の
小林貢太郎、彼の愛人とその娘、彼の周辺を取り
巻く人間模様です。
彼の人柄と突然の死、その後の会社の行方。
高杉氏らしい人間模様を描いたドロドロ憎悪渦巻
く中に、心地よいドラマを散りばめた作品です。
いつもの感じです。

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プロフィール

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性別:
男性
自己紹介:
ただの本好きです。文房具も大好きです。
文房具カフェオフィシャル会員です。
Twitterもやってます。

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